PowerApps Portal

4月から次の案件で利用するため、MicrosoftのPowerAppsの勉強をしている。
ノーコード、ないしローコードで主に業務向けのアプリケーション開発を行うことができる環境で、今回、主に学んでいるのは顧客などの外部ユーザーに対して情報提供などを行うWebサイトを構築できる Portal というもの。

カタログスペックだけみると、いろいろやれる便利な仕組みに見えるが、実際に手を動かしていじってみると例のよってお仕着せの機能を使っている分には簡単だが、それ以外のことをしようとすると泥沼といういつもの奴であることが判る。提供元からすれば、そういうトコは目指してないからということなんだろうけど、実際の顧客はそんな制限は知ったことではないし、売る方はこれさえ入れときゃ何でもできると思ってるし、いつも泣かされるのは僕のような下っ端開発者である。

今回だと、顧客向けに製品の取説などのドキュメントをダウンロードさせるポータルサイトを作るという案件なのだが、カタログには SharePoint Online と統合されておりSharePointに保存されたドキュメントをダウンロードしたり、アップロードしたりできると書かれてはいるけれど、実際に試してみるとカタログ通りに連携したSharePointのライブラリの一覧を表示させてそこにアップロードとかダウンロードはできるんだけど、(見落としているだけかもしれないが)細かいハンドリングがどうもできそうにない。Portalの場合、細かい制御が必要な場合はテンプレートエンジンであるLiquidを利用してごちょごちょやるようになっているけれど、SharePointに対応したオブジェクトは提供されていないようで、お仕着せの部品を表示することしかできない。確かにSharePointに保存したドキュメントはダウンロードできるかもしれないけれど、とてもじゃないが顧客に提供するWebサイトとしてのクオリティではない。

どないせーちゅう話だが、今の所、五里霧中でどうしたものかさっぱり見当もつかない。