グラフィックスプログラミング入門

ゲーム開発用のフレームワークやライブラリを使用せずJavaScriptのみでシンプルなシューティングゲームを作成することで、Canvas APIを利用したグラフィックの描画方法から、三角関数やベクトル、行列などグラフィックを扱ううえで必要となる数学の基礎とホーミングやエフェクトといったゲームでの応用までぎっちり詰め込んだ本。これだけの内容を350ページほどにまとめているのだが、解説を端折ってる感じはなく読みやすい。流石に最後のゲームとは離れたピクセル単位での画像処理について書かれた章は突然だしボリューム的にも物足りない感じだけど、まぁボーナス・トラックみたいなものと思えばお得ともいえる。

普段、ゲーム(と呼べるほどのものではないが)を開発するときはC#でDXライブラリを利用しているのだが、書かれている内容のほとんどはDXライブラリにも応用の利く内容なのもありがたい。